「３回着替えて５万円」不正受給問題がクローズアップされてしまった「第Ⅱ期中小企業デジタル化応援隊事業」を「現場」から振り返る。
2021年4月26日にWebサイトが開設されて、2022年1月10日で支援事業に一区切りがついた「第Ⅱ期中小企業デジタル化応援隊」(写真は同サイトのスクリーンショット）。それまでにも不正受給の通報はあったようですが、2021年9月上旬にマスコミで不正受給問題が大きく報道されて、9月15日付で事業の一時停止と利用規約の改定がアナウンスされました。
その後、10月19日から改定規約に基づいて事業が再開されましたが、暗いイメージになってしまった感は否めないと思います。
一方、当時の私は、クラウド会計システムに移行しようとするお客さまの「ＩＴ導入補助金」複数案件に、コンソーシアム(導入業者)の一員として取り組んでおり、正直な話、あまり「デジタル化応援隊」には関心を抱いていなかったんです。
しかし、この頃、あるお客さまから、Webサイトの開設についてご相談がありました。このお客さまは、伝統的な工芸品を作られている個人事業主なのですが、大事な販売機会である愛好家の集まりがコロナ禍で開催されなくなったり、海外からの問合せが増えていたりするので、Webサイト開設での販路拡大を考えておられたのです。
私もＩＴ関連のお悩み解消のお手伝いはしますが、得意分野は会計システムの導入とか、汎用システムと自社業務プロセスのマッチングの改善、といったところなので、Webサイトの構成とかSEO対策とかは専門外。
そこで、「中小企業デジタル化応援隊」で良い助言を得られる専門家を探しませんか、という提案をしました(その２へ続く）
「第Ⅱ期中小企業デジタル化応援隊事業」(事業は終了しています）